2009年12月16日水曜日
【12月16日】 気配がない
昨日、今日とこの木の下で鳥を待っていたが、まるで気配がない。
いったい、あの威嚇はナンだったのだろう、と首をかしげてしまう。
ヒナを拾ったときも、鳥の気配はなかった。
ヒナがリトル・フライアーバードのヒナであることはまず間違いないと思うのだが。
ストーリーを想像するとこうなる。
この木のどこかに、フライアーバードが巣を作った。
ヒナが孵った。
そのうちの一羽がまだ歩るけもしない状態で巣から落ちてしまった。
巣の構造がいいかげんだったか、この木が例えば揺れすぎて巣に適さなかったか、あるいはヒナが変な動きをしたか、このへんは分からない。
親鳥はあせった。
この巣ではちょっとマズイ。
そこで別の場所に応急に巣をしつらえたか、あるいは使用済み巣を見つけたかした。
早速、巣換えを実行した。
それが終わらないうちに、私がこの巣の下に現れた。
おそらく、このとき巣にはヒナがいたものと思われる。
そこで威嚇行動に出た、というわけである。
もし巣換えを実行したなら、先の落ちこぼれたヒナも新しい巣に連れて行かれたという可能性は高い。
● これ巣だろうか?
昨日の朝には、すでに巣換えは終了していた。
よって、昨日今日とまるで気配がないというわけである。
とすると、もうここで再びフライアーバードに出会うことはない、ということである。
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2009年12月14日月曜日
【12月14日】 リトル・フライアーバードのヒナでした
● Little Friarbird
調べてみた。
下がその木である。
笠のように枝を広げ、その葉の茂り具合は濃密である。
この下に入り、じっくり見上げ回した。
巣らしいものを見つけた。
ただこれ、ちょっとスカスカ。
使用済みになった巣のように思える。
ということは、現在使用中の巣が、どこか見えないところにあってもいいことになる。
なら、この巣、何の鳥の巣か?
分かりました。
リトル・フライアーバードです。
私が木の下に立ち止まり、見上げていたらツガイでそばまでやってきて、心配そうに動向を見守っていた。
ときどき、近くを飛び、羽をパチンと鳴らす。
ブッチャーバードのしぐさとまったく同じ。
でも、ブッチャーと比べると、その威嚇はフェイント程度のもの。
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【12月12日】 これは何のヒナ?
● 歩けないヒナ:何の鳥だろう?
大土塁へ抜ける遊歩道に変なものが落ちてた。
ヒナ。
動かない。
というより、動けない。
別に足が折れていたりということではない。
まだ、自分の足で立てるほどに成長していないということ。
周りを回って、写真を撮ってみたが反応が鈍い。
どうもまだ目がみえないらしい。
近くで指を動かしてみると、その気配を感じるのか頭を動かす。
拾いあげてみた。
拾ったので、捕まえたのではない。
何しろ逃げないし、動かない。
一瞬、身体をふって嫌がったがすぐに静かになった。
横からみると、まあ生まれてまだ間もないヒナだなあ、という感じ。
前からみると、徹底的にブサイク。
ところで、この鳥、何のヒナだろう。
ヒナでこの大きさから判断する親鳥とは?
このへんだとノイジー・マイナーがメインだが、これは目が黄色い。
フィグバードなら赤目か胸縦縞。
ワトルバードも胸縞。
とするとリトル・フライアアーバードになるが。
だが、それではクチバシが短い。
なにしろ、まだ自力で立てないほどのヒナ。
これまで、こんなに若いヒナに出会ったことがない。
よって、まるで判断がつかない。
もう少し大きくなれば、らしい特徴が出てくるのだが。
想像ではこうなる。
もし、成長してクチバシが長くなるなら、リトル・フライアーバード。
もし、成長して赤目に変色するならフィグバードのオス。
この2つのうちのどちらかだろう。
歩けない状態でいるということは、このそばの木に巣がありそこからこぼれ落ちたことになる。
下からみるかぎりでは巣は見つからない。
そんな分かりやすいところに巣は作らない。
この木はどちらかというとフィグバードの群れる木だから、フィグバード説が有力だが。
このままだと、犬の散歩の多いところなので、犬に喰われてしまう。
上のところに置いてやった。
この状態で巣からこぼれたら、親が拾ってくれないかぎり生存は不可である。
ブッチャーバードやレインボーロリキートはシャカリキにヒナを追う。
でも、この鳥の周辺に親鳥の気配はまるでない。
おそらく、長くは生きていかれないだろう。
帰りにのぞいたら、まだいた。
【12月13日】
どうなったか見にいってみた。
いなくなっていた。
周りをみてみたが、死体はない。
イヌネコか、それともクカバラかアイビスあたりに喰われてしまった可能性が高いのだが。
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2009年12月7日月曜日
【12月07日】 気配がないのだが
どうもここ数日、巣に鳥の気配を感じないのだが。
果たしてタマゴはあるのだろうか。
抱卵しているだろうか。
だいたい毎日午後の4時から5時の間に来ては写真を撮っている。
ここは西に向いており、夕方日が当るときは陰にならない。
西日は暑い。
そのときは、ちょうど鳥も抱卵しないといったことがあるだろうか。
以前にも、同じようなことがあって、この巣は使用済みになったものだとばかり思っていたことがある。
もう少し様子をみて、変化がないようなら、終了ということにしたいと思う。
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2009年12月3日木曜日
【12月03日】 隣の木に
昨日今日と、巣には動きがない。
今日は隣の木にフライアーバードが止まっていた。
ということは、おそらくこの鳥の巣に間違いないだろう。
この木のそばで他の鳥の姿を見かけるということは、これまでにない。
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2009年12月1日火曜日
【12月01日】 いるのだろうか
昨日今日と、鳥の姿は見ていない。
といって、一日数分のことで、全日見ているわけではない。
これだけしっかり作られている巣だ、中に入り抱卵してたら、いるのかいないのか、下から見るだけでは分からない。
わかるのは首を出してくれていたときだけであるのだが。
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2009年11月29日日曜日
【11月29日】 すぐに、首を引っ込める
陽射しの関係で、夕方のみしかカメラに撮ることができない。
歩道際から撮る。
巣からクチバシを出している。
もちろん、目視では何かが動いているといったことしか分からない。
クチバシが写っている。
近くによっていくと、スーと首を引っ込める。
こうなると、見上げる形になるので、何も撮れない。
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2009年11月28日土曜日
2009年11月27日金曜日
【11月27日】 巣の環境を見てみる
上の写真は道路の反対側から撮ったものです。
下の白線は中央線。
写真の中心の上の方に茶色い塊が見えます。
これが巣です。
上の写真は同じ位置から10倍望遠で撮ったものです。
下の写真は車道を渡り、歩道際から見上げる形で撮ったもの。
これを拡大したのが下の写真。
陰になって分かりにくいですが、クチバシを上にあげて首がグーンと突き出ています。
非常に首が細く長くなるのがこの鳥の特徴です。
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2009年11月26日木曜日
【11月26日】 巣に鳥がいる
● Noisy Friarbied の巣?
フィグバードが巣換えをやってくれたので、やっと野鳥から開放されると思ってホットしていた。
なにしろ、「これで続・野鳥は終わりです」と書いてすぐに「補」である。
みっともなくてしかたがなかった。
でも、それも鳥が勝手にいなくなったので終了となった。
これで休筆だ、と思って気分よく過ごしたものわずか。
何と運悪く、今日、変な光景にぶつかってしまった。
上の巣は、先にノイジー・フライアーバードの稿で紹介した巣。
そのときは巣のそばにフライアーバードがいた。
しかし、以降この巣にもその周りでも鳥の姿をみたことがない。
よってヒナを孵し、使い古しになった巣だとズット思っていた。
が、今日、この巣の上で動くものを発見してしまった。
一瞬頭を横切ったのは、ヤバイ、まだ書かねならなく、という悔悟だ。
やっと休筆したのにである。
初めての鳥にあっただけなら、筆をとることはない。
後日、チャンスを見て紹介すればいい。
が、抱卵となるとそうはいかない。
次のチャンスは1年後ということになるし、そのとき会えるかどうか分からない。
さらには、今の住まいは棟割長屋のタウンハウスを借りているので、来年のこのシーズンに居るかどうかもわからないのである。
もしかしたら、別のところに引っ越している可能性もなきにしもあらずである。
よって、抱卵模様はチャンスを掴んだら、無理しても資料にして残しておかないといけない。
でないと、貴重な機会を逃すことになる。
これでみるかぎりは、ノイジー・フライアーバードだと思う。
若干の疑問はノブ:銃星が見えないことである。
これまで巣で見かけることがなかったということは、非常に用心深く、遠くに人の気配を感じただけで巣を離れる可能性が高いということである。
それがフラアーバードの特性のようだ。
が、そんなに巣を離れてヒナを温められるのであろうかという疑問が残る。
さらにいえば、そんなに神経質なら、なにもこんな見え見えの場所に巣をかけなくてもいいのに、というのも疑問もある。
ただ、この巣が別の種類の鳥が作った巣で、しっかり作られているため使用済みになった後にちょっと拝借ということもないとはいえない。
人の気配ですぐに逃げ出してしまうようなら、どこまで観察できるか、これも疑問になる。
それに巣の位置が高い。
巣の中がわずかでも見られるという状況ではない。
ただ、そのときに変わったことが見られたら、たんたんと発表するだけになるだろう。
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